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自慰行為の影響と今後の課題
(若年者性教育研究会中間報告)

自慰行為は人体に様々な悪影響を与える。
この報告は自慰行為の悪影響を明らかにし、自慰行為の危険性を広く周知するためのものである。

(1)自慰行為の経験率

下のグラフ1は厚生省がまとめたの自慰行為の経験率を示したグラフである。
グラフ1
年齢−自慰経験者

まず注目すべき点は、自慰経験者が全体のごく少数であることである。
思春期後の20歳で言えば、男性で10.1%、女性で1.3%の者が自慰を行なっているにすぎない。つまり自慰行為とは性欲の旺盛な一部の者にだけ見られる特異な性行動と言える。特に女性の自慰経験率は男性に比べても低く、極端に性欲の強い者のみが自慰行為を行なっていると言える。
インターネット上のサイトに、あたかも多くの若年者が自慰行為の経験があるかのように記述しているものが見受けられるが、これは完全に誤った情報である。おそらくは、自慰行為中毒者が自身の自慰行為に対する罪の意識から逃避するため、このような情報を流しているもの思われる。

次に、40歳50歳の自慰経験率が急激に上昇していることに注目してもらいたい。
これは20世紀の中期に、いわゆる「自慰行為無害説」が流布されたことが影響している。
現在では自慰行為が人体に有害な影響を与えることは明白となっているが、当時は自慰行為無害説が主流であった。そのため、20世紀中期に思春期を迎えた40代50代が、当時大量に自慰行為に走ったものと考えられる。




(2)自慰行為に対する意識

グラフ2のアンケート結果を見てもらいたい。これは総務庁が行なった意識調査の結果である。

グラフ2
自慰行為経験者に対するイメージ


自慰行為者に対するイメージは、大多数が否定的なものである。むろん「その他少数意見」の中には肯定的な意見も含まれていたが、おそらく自慰行為中毒者の自己弁護的な意見が集計されたものと推測される。
この結果からも明らかなように、自慰行為は社会的には完全に「異常な性行動」と認識されている。ここまで極端な意識傾向は、ときとして自慰行為中毒者に対する差別をも生みかねないが、自慰行為の有害性を考えればある意味やむを得ないものであろう。




(3)自慰行為の肉体的・精神的健康に及ぼす影響

一部の者が「自慰行為は無害」と声高に主張しているが、世界的に見て現在このようなことを言っているのは日本だけである。確かに欧米でも20世紀の中期に「自慰行為無害説」が広まったことはあったが、近年の先進的な研究から自慰行為の様々な有害性が明らかになり、欧米では自慰行為有害説はもはや常識となっている。

肉体的健康
まず、自慰行為はエネルギー消費が大きく、身体を極度に疲弊させる。これはひいては全身の急激な老化現象をひき起こすことがある。マウスに電気刺激を与え強制的に射精させた実験では、自慰マウスの集団はそうではない集団に比べ、約15%寿命が短いことがわかっている。
また、統計的なデータからは、自慰行為者には癌の発生率が高いことが明らかになっている。これは自慰行為による陰茎や膣への不自然かつ過度な摩擦が異常刺激となり、細胞の癌化を促しているものと考えられる。

精神的健康
自慰行為はその行為に際し性的な想像を必要とする。自慰行為中毒者は頻繁に性的想像を行うため、妄想が高じ、結果精神障害を発症するに至る。自慰行為者は自慰行為を続ける一方、自身の自慰行為に対して嫌悪感を抱いており、そのような心の葛藤が精神の破綻を生じさせているのであろう。また、自慰行為者の妄想は現実離れした自分に都合のよい自己中心的なものであることが多く、そのような自己完結した思考が精神の破綻を加速させているという説もある。
自慰行為の影響はそれだけに留まらない。精神障害の末、暴力行為、強盗などの犯罪を犯す事例も多く見られるのだ。1992年に米ミズーリ州で発生した銃乱射事件で犯人は、当初麻薬中毒者と思われていたが事件後の検査で麻薬陽性反応は見られず、自慰行為中毒者であることがわかった。そもそも自慰行為中毒者は性的欲求をはじめとする欲望が強く、またその欲望を抑制することができないために自慰行為を繰り返えしており、金銭欲、自己顕示欲などが背景となる犯罪についても同様に欲望を抑えきれずに罪を犯すものと考えられる。




(4)自慰行為の生殖能力・生殖器に及ぼす影響

前項でも述べたように、自慰行為は人体の健康に多大な悪影響を及ぼすことが分かっている。
その中でも、特に重大な影響を与えるのが生殖能力に対してである。

男性
まず、自慰行為による過度の射精が無精子症に繋がる危険性について説明しよう。
精子は生殖細胞から分化して生産されており、生殖細胞が有限である限り、生涯での精子生産数は自ずから決まってくる。これは自慰行為による射精回数が直接精子消費量に結びつくことを意味するのではない。射精頻度が増加すると射精1回あたりの精子数が減少する。すると人体は一定以上の精子数を確保するため、精子の生産速度を高める。その結果生殖細胞の消耗が速くなってしまうのである。精子の生産速度増大のメカニズムは分かっていないが、自慰行為により性ホルモンの分泌が活性化されることが一因と考えられている。
次に、自慰行為がインポテンツ、早漏の原因となることを指摘しておく。
前項で述べたとおり自慰行為は強い妄想を伴うが、慢性的な妄想は性的刺激に対する感受性を異常化させることがある。つまり性的刺激に対する感受性が鈍化してしまい、性交時に勃起しないインポテンツ症を発症するのである。
一方それとは全く逆に、早漏の症状を示すこともある。これは日常的に妄想しているため、わずかな性的刺激だけで妄想が増幅し、過度に性的興奮が高まることが原因と言われている。また、自慰行為で繰り返される「摩擦刺激すなわち射精」というサイクルが、一種の条件反射となっているという説もある。

女性
外面的な影響としては、性器の着色と変形がある。
以前より広く知られていることだが、自慰行為の摩擦刺激は皮膚や粘膜組織を黒ずませる。特に大陰唇、小陰唇の濃色化が顕著である。組織が黒くなるのはメラニン色素の沈着のためであり、これは摩擦による単純な刺激のほか、自慰行為による性ホルモン分泌の活性化も影響している。
性器の濃色化の程度は、元々の体質によるところもあるが、概ね自慰行為の回数に比例している。つまり自慰行為の開始年齢が早いほど、自慰行為の頻度か高いほど、より濃い色となる。特にホルモンバランスが不安定な思春期に自慰行為を行なった場合、急速に性器が濃色化していくことが分かっている。
また、自慰行為で性器への摩擦を繰り返すことにより、性器、特に小陰唇が変形する。小陰唇の形が歪になると共に、小陰唇が伸張し、ついには大陰唇からはみ出すようになる。これは排尿に深刻な影響を与え、尿が斜めに放出され、飛沫が飛び散るといった不都合を生じる。
膣内への刺激を続けた場合、膣の緊張が低下し、いわゆる「緩い」と言われる状態となる。これは膣の緊張が高い状態で摩擦すると膣粘膜の損傷が大きいため、膣の緊張を低下させ摩擦を減少させようとする人体の防御反応であろう。また、陰核(クリトリス)への刺激を続けた場合、陰核が通常よりも巨大化する傾向がある。




(5)自慰行為の学習能力に及ぼす影響

自慰行為は集中力をなくすことは従来より知られている。その結果学習能力が低下した事例は枚挙に暇がない。しかし近年の研究においてはさらに驚くべき事実が明らかとなった。
米南アラスカ医科大O.エドワード博士らの研究によれば、自慰行為により脳細胞が部分的に死滅することが確認されたのだ。これは自慰行為の終末期において、脳内にドーパミンなどの脳内麻薬物質が大量に分泌されることにより、脳細胞が壊死するものと推測されている。
10歳から自慰行為を行っていた22歳の被験者の場合、脳細胞の約13%が死滅していた。影響は特に知性や理性を司る大脳新皮質に顕著であり、この被験者は思考力低下、記憶異常などアルツハイマー様の症状を示すに至っていたといわれる。




(6)自慰行為に対する社会的対応の課題

前項までに述べたとおり、自慰行為が人体に有害であることは明白となっている。それにもかかわらず、自慰行為に対する社会的な対応は致命的に遅れている。
たとえば、教育現場において自慰行為の有害性を積極的に教えようとしないのは大きな問題である。これは自慰行為無害説の誤りに気付かない若年者を大量に生み出す元凶となっている。
また、第1項で述べた「多くの若年者が自慰行為の経験があるかのように記述しているサイト」をこのまま放置するのはいかがなものか。このようなサイトは若年者の誤解を助長するものであり、今後法的な規制が必要と思われる。




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